台湾ビール

先月,久しぶりに台北へ行って,ビールでも買おうとファミリーマートに入ったら,見たことのないデザインの缶ビールがありました。いつもは黙って台湾ビール(台湾のビールという意味ではなく,ブランドの名前です)の金碑(こちらは銘柄と言えばいいでしょうか。「一番搾り」みたいな商品名です)を買うのですが,この新しいビールはどうやら台湾ビールの生ビールらしいのです。

金碑は苦みが少なくあまり辛くないビールです。日本のビールはドライなものがはやって久しいですが,台湾ビールはちょっと昔風味のマイルドな感じで,台湾にあっているような気がします。バドワイザーみたいに水みたいなビールとも違います。で,生ビールの缶を売っているのを発見して速攻で買って飲んでみました。

はっきり言って,あんまり違いがわかりませんでした。まぁ,日本でも生ビールでも瓶ビールでもたいして違いがわからないのでそんなもんなのでしょう。
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職場の駐車場の裏に竹藪があって,自前の敷地なので筍を掘っても特に誰かから文句をいわれるものでもありません。それで,4月の終わりごろになるといつも筍を掘って,連休中に自宅に学生と卒業生を招いて行う大宴会のおかずにしています。

今年は,少し暖かかったので筍が出るのも早くて,連休の後半になるともうなくなってしまうのではないか,と危惧していました。何しろ,筍のシーズンは短いですから。ところが,どういうわけか今年はいくらでも筍がにょきにょき出てきていて,いくらでも掘り放題,というような感じで,こんなにたくさん出てくるのはこれまでにない経験です。

今日も朝から職場に出てきてつまらん雑用をやっていてストレスがたまってきたのでちょっと気分転換に竹藪に入ってみたところ,まさに雨後の竹の子よろしくたくさんでていました。確かに昨夜は雨でしたが,この時期になってこんなに出てくるとは思いませんでした。この時期にになると例年なら頭を出したばかりの筍を必死で探さないとみつからないことが多いのですが,今年は,そこらじゅうに頭が出ているのです。驚きです。

筍に豊作という言葉が当てはまることがあるとは思いもよりませんでした。

掘ったら30分以内にゆでてあくを抜いてしまえば,まったくといってもよいほどえぐみが残りません。お店で売っている筍を買ってきていくら頑張ってゆでても,時間がたっているのでこればっかりはどうしようもありません。筍の灰汁は掘った瞬間から分刻みで大量に蓄積されていく,というのをどこかで聞いたことがありますが,掘ってすぐの筍をゆでたものを食べるとそのことを実感します。

もう,シーズンも終わりなので,今年の筍堀りは今日で打ち止めです。
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