Trek Emonda ALR 4

ここのところカメラのカテゴリーにばかり書き込んでいて,他のことは何も書き込みをしていませんでした。別に,満遍なく書く必要もないのですが,今更のように偏りが大きいなぁ,と再認識しました。自転車のカテゴリーにはほとんど何も書いていなくて2009年8月以来,ほぼ13年も何も書いていませんでした。これはこれで凄い話です。この間,自転車について何もなかったのかと言うとそんなことはなくて普通に乗っていました。

これまで乗っていたロードバイクは2007年10月に導入したTrek 1.2でした。2011年の東北の震災のときはガソリン不足のため,自転車で調査に行ったりしてとても活躍をしてくれました。さすがに10年以上乗ってくたびれてきたので,いろいろとパーツを変えてメンテナンスするくらいであれば新しいものを購入した方が手っ取り早そうだったので,昨年(2021年)の今頃(6月),思い切って買い換えることにしました。

自転車のメンテナンスはいつもTrekの専門店のちばサイクルコンセプトストアにお願いしていました。そういうこともあって,次も迷わずTrekにしようということでお店に行ったのが昨年の6月でした。自転車には乗っているものの新型自転車にどんなものがあるのか,とかどういう仕様が最近のトレンドなのか,とかそういうことには全く興味がないので,お店で新しい自転車を見て,Trek 1.2とは様子がすっかり変わっていることに驚きました。Trek 1.2は一番安いグレードのひとつ上,ロードバイクのなかでは下から2番目のグレードだったと思いますが,自転車本体で10万円あまりだったと記憶しています。

当時は,マウンテンバイクかクロスバイク,ロードバイクかというくらいの大まかな区別しかありませんでしたが,イマドキの自転車はドロップハンドルのロードバイクにもいろいろなカテゴリー分けがされているようでした。もちろん当時も長距離を旅行するためのランドナーのようなタイプもありましたが,Trekがそれに力を入れているようには見えませんでした。ロードバイクでも,ランドナー,通勤などで快適に使うことも想定したクロスバイクとレース用の中間みたいなもの,レースにも使うもの,というような区分でタイヤの太さもバリエーションがありました。Trek 1.2には23x700Cのタイヤをつけていましたが,イマドキのレーサーは25x700Cがよいらしい,とか,そもそもブレーキはほとんどのモデルがディスクブレーキになっていたりして,すっかり浦島太郎状態でした。でもって,価格も10年以上前から比べて随分と高くなっていました。

そのうえ,コロナで自転車需要が以前にも増して高くなっているため,オーダーしても納車まで1年かかる,ということでした。しかし,Trek 1.2が使えないわけではないので気長に待てばよい,ということにして納車までの時間の長さは購入の際には特に考慮しないことにしました。Trek 1.2と同程度のグレードのロードを選べばよい,と思っていたのですが,このあたりのものは快適性を重視して太めのタイヤをはいていて,すこし車重も重いようでした。もちろん,自分がレースをする,ということはないのですが,なんとなく心情的に軽くて速いのがうれしい,というのもあって,結局,かなり贅沢をしてレーサー風モデルのなかで一番下のグレードであるEmonda ALR 4を調達することにしました。

2021年6月にオーダーして,納期は約1年と言われたのですが,どういうわけか2021年9月20日に納車できる,という連絡があって結局3ヶ月待っただけで手元に届きました。もう1年前の話を今頃メモしていますが,たんに,そのときの写真がでてきたから,というのがこれを書いている理由です。
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最後の日のTrek 1.2です。奥の赤い自転車はカミさん用に2020年に買ったGiantのEscape R3です。Trek 1.2はサドルも穴だらけでボロボロです。変えろよ,と云う話ですが,13年間,ずっと同じものを使い続けていました。
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後ろから。適当にタイヤを買ってきてつけているので,色が前後で違ったりして脈略がありません。おしゃれとはまったくの対極をいってます。

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Trek 1.2につけていたサイクルコンピュータでこれまでに走った総距離をみてみたら,17,705kmでした。Garminのものをつける前は,ポラールのCS100をつけていました。高い割には簡単に壊れてなんだかなぁ,というものでしたが,少なくとも10,000km走ったことは確認しましたが,その後,どれだけ走ってから壊れたのかよく覚えていません。たぶん20,000km以上は乗っていたと思います。とすると,Trek 1.2で40,000kmくらいは走ったのではないかと思います。13年間で4万kmとすると,1年に3千km,1ヶ月に250km,週に60kmほどです。通勤で乗るのは往復23kmほどで,週に2,3回,多い時は4回自転車で通勤していましたから平均して週に60kmというのはおよそ妥当な感じです。遠出をしたりすることがあってもたいした回数ではありませんし,せいぜい100kmくらいしか乗らないので全体からすればごくわずかです。やはり,日々の通勤に使っている分が一番大きいウェイトを持っていると云うことだと思います。

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ちばサイクルまでTrek 1.2に乗って行ってTrek 1.2は引き取ってもらい,新しいEmonda ALR 4に乗って帰ります。お店で新旧自転車の対面です。Trek 1.2には本当に世話になりました。事故もなく(小さな事故はあったけど),無事にほぼ地球を一周するくらいの長さをよく走ってくれたと思います。

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で,新しいEmonda ALR 4で家に帰って,ディスプレイスタンドに載せようと思ったら,Trek 1.2で使っていたものはスルーアクスルのEmondaには使えないということをその場で理解しました。先に教えてクレェ,と思いつつ,しょうがないので物置の前に立てかけています。でもって,もう一度,ちばサイクルまで戻ってディスプレイスタンドを買って帰りました(トホホ...)。

タイヤ交換

自転車のタイヤが見るからにへたってきたので交換してみました。町田駅前のイトイサイクルでpana racerのツーリストが特価で売っていたの思わず買ってしまったので,これをつけるのに悪戦苦闘してしまいました。あとでネットで見たら,pana racerはつけるのがたいへんみたいで,ちょっとちょんぼだったかも。

チューブは軽いやつを奮発したのは良かったのですが,タイヤがリムに入らなくてやけくそでタイヤレバーを使ってねじ込んだら,予想通り,チューブに傷が入ったらしくて120KPaまで空気を入れたところで大音響とともにバーストしてしまいました。しばらく,耳が聞こえなくなるくらいの大音響でした。死ぬかと思った...。

それで,近所の自転車やへ走って(もちろん別の自転車で),pana racerのちょっと軽めのやつを買ってきて,今度はもうちょっと慎重にタイヤをはめました。たぶん,今度は成功。結局,余分な授業料を払ってしまいました。

ボンドレガーのタイヤはサクッと手で簡単にリムに収まったのに,pana racerは手強い。でも,ツーリング用のタイヤだから長持ちするかなとかアテのない妄想を持ってみたり。トレッド面にちょっとだけパターンがあってスリックじゃないので乗ったら重いかなとかいろいろ考えちゃいます。週があけて通勤で使うのが楽しみです。

自転車

Trekの1.2をオーバーホールに出していたのですが,1ヶ月ほどたってようやく返ってきました。ブレーキが錆だらけだったので,どうせならシマノの105にしたら,と言われてホイホイ交換をお願いしてしまったものの,ロングアーチの105が入荷しなかった,というのがその原因です。

もちろん,入荷するまでとりあえずくみ上げて納車しましょうか,と言ってもらっていたのですが,3月は海外出張があったり酒ばっかり飲んでいたりで自転車に乗る暇がなさそうだったので,部品がそろうまで預かってもらっていました。

久しぶりに自転車に乗ってみるといろいろなところが軽く動くようになっていてとても快適です。相模大野のお店から自宅までまっすぐ帰るのがもったいなくて,淵野辺くんだりまで境川に沿って北上してから帰りました。本当は,そんなに暇じゃないはずなんですが...。