HEXANON AR 28mm F3.5 (Lens #022)

KONICA HEXANON AR 28mm F3.5
マウント:AR
焦点距離:28mm
開放F値:3.5
絞り羽根:6枚
レンズ構成:7群7枚
最短撮影距離:0.3m
最大撮影倍率:
フィルター径:55mm
質量:210.45g (実測値)

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コニカのARマウントの広角レンズです。開放F値は3.5と控えめで,あまり無理をしていないからか,よく写るレンズ,という評価のようです。コニカのARマウントレンズ,というか一眼レフに関する情報はあまり多くはありませんが,このレンズについて,こちらにかなり詳しい情報がありました。中国語なので私には直接理解できませんが,今や,AIベースの機械翻訳の精度は十分に実用的なので,おおよその意味を拾うには十分です。

このページによると,HEXANON 28mm F3.5は初期の小西六時代のFマウント時代にはまだリリースされておらず,初期型はARマウントになってからリリースされています。その初期型(第1世代)は6群7枚構成のレンズでプリセット絞り,フィルタ径も58mmだったようです。これはFマウント時代に設計されてリリースされる前にFマウントが廃止になったためARマウントとしてリリースされたのではないか,ということです。

その後,EE化された際に7群7枚構成,フィルタ径55mmに設計変更されています(第2世代)。クロームリングのデザインのまま細かいマイナーチェンジがあり,EEタイプの最終型は黒一色になります(第6世代)。さらに,7群7枚構成のままAE化されますが(第7世代),フォーカスリングが金属製からラバー巻きに変更されます。最後期型(第8世代)は1987年にリリースされますが,その際にレンズ構成が5群5枚に変更されて大幅に小型化されます。

ネット上のさまざまなところに断片的な情報が散らばっており,最後期型の28mm F3.5はレンズ構成が簡略されたため,それ以前のものに比べて描写性能が劣っており,7群7枚構成の最後のバージョンが優れているという意見や,そうではない,という意見もあるようで,よくわかりません。

私の手元にある個体は,前面の銘板にARの文字が入っているEE版で,クロームリングがついたタイプでは最後のバージョンだと思われます。このページに記載されたバージョンの中では第5世代に相当します。HEXANON 57mm F1.4のモデルバリエーションがこちらに細かく示されていますが,このバリエーションのなかでは,「後期型-I」が最も近い世代だと思われます。

コニカのARマウントレンズのレンズリアキャップは入手が困難なのですが,先に入手していた標準レンズのリアキャップが欲しくてリアキャップ付きの安い28mm F3.5を調達する,という何がやりたいんだかわからんような目的で入手したのがこのレンズです。本当に安い個体も少なくないのですが,この個体は光学は超美品などと転売屋さんにありがちなよくわからん表現でヤフオクにでていたものです。2000円弱で落札しましたが,写真も撮れるリアキャップ代と考えればリーズナブルなところだと思っています。実際には絞って青空を撮ると埃がそれなりに写るので超美品かと言われるとちょっと首を傾げたくなりますが,カビや曇りはなさそうなので,実用的には十分使えるものです。

リアキャップを他のレンズに使うと28mm F3.5のリアキャップがなくなるわけで,無限のワナにハマってしまうという,最初に気付けよ,という間抜けっぷりです。結局のところ,オリンパスのOM用やシグマSA用の一部のリアキャップが実用的には使える,ということがわかったのでそれで問題は解決して,めでたく無限ループから抜け出すことができました。

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このレンズによる作例をこちらにおいています。よろしかったらご覧ください。

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