想定内ですが,ぐずぐず設定をしているうちに13.3がリリースされました。まだ運用前なので失敗しても失うものは少ないので,さっさと13.3にアップデートすることにします。
手順は< a href="http://mor-s.seesaa.net/article/471583178.html">11.2Rを11.3Rにアップデートしたときと同じなので同じ様に進めます。
1. 13.2Rを最新版にする
freebsd-update fetch
freebsd-update install
とやって13.2Rを最新版にします。p10までアップデートしていたのですが,最新版です,と言われるのでそのまま先へ進みます。
2. 13.3Rをダウンロードする
freebsd-update -r 13.3-RELEASE upgrade
とやって何か聞かれたら目をつぶってyと答えてしまいます。パッチファイルが48686個もあるので,ダウンロードするだけでかなりの時間がかかります。もちろん,パッチをあてるのにも時間がかかります(ここまでで2時間くらい)。/etcの設定のコンフリクトをなんとかしろ,何か叩けばviエディタが起動する,と言われます。私の場合はpasswd, group, ntpd.confが対象でしたがちゃんと編集しないといつまでも許してくれません。rootのパスワードの設定が恐ろしいのですが,とりあえず一時的にカラのパスワードにしてしまいます。
3. 13.3Rをインストールする
とりあえず,全部おわったらfreebsd-update installをやれ,というメッセージがでるので仰せのままに。
freebsd-update install
とやります。さらに
shutdown -r now
として再起動し,起動したら一般ユーザでログインします。uname -aでは13.3ですが,freebsd-versionでは13.2のp10と表示されます。このときのrootのパスワードはもとの13.2Rのものです。suでrootにになったら,改めて,
freebsd-update install
します。これで,ユーザランドが13.3にアップデートされます。今度はuname -aでもfreebsd-versionを叩くとFreeBSD 13.3-RELEASEと表示されて無事にアップデートされていることがわかります。13.3のリリース直後なのでセキュリティパッチはなくてパッチの番号は表示されません。
4. パッケージのアップデート
パッケージをアップデートします。
pkg upgrade
freebsd-update install
とすれば,以前はfreebsd-update installによってsoファイルの削除されたように思いますが,no update availableと言われて何も起こりません。最後にもう一回再起動して完了です。
shutdown -r now
今度はrootのパスワードが空になっているので,忘れないうちにパスワードを設定しておきます。
5. 更新用ファイルの削除
/var/db/freebsd-update/filesディレクトリに大量にファイルが残っているので必要に応じて(サーバーの容量と相談して)削除します。
rm -rf /var/db/freebsd-update/files