Sony α7s (ILCE-7S)の再生時にファイル名を表示する

Sony α7s (ILCE-7S)で写真を撮って再生した場合,デフォルトではファイル名がわかりません。あとで絞りなどの情報を追加するためにメモをとっておくにもたいへん不便です。そのため,再生時にファイル名がわかるように設定を変更する方法をメモしておきます。

こちらではILCE-7M2について書かれていますが,ILCE-7Sでもまったく同じでした。手順は,以下の通りです。

1. メニューボタンを押す
2. 「再生」のメニューに移動
3. 「ビューモード」を選択
4. 「ファイルビュー(静止画)」を選択

これでOKです。録画ボタンを押して動画を撮るとなぜか設定がデフォルトに戻ってしまいます。手順を忘れていると結構焦ったりします。

Pentax Mount Adapter K (Mount Adapter #011)

Pentax Mount Adapter K

レンズ側:M42 (Pentax S)マウント
ボディ側:Pentax Kマウント
製造(販売)者:Pentax

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泣く子も黙る(誰も泣いていないし...)純正のマウントアダプタです。通称M42マウントをPentaxはPentax Sマウントと呼んでいるので(スクリューのSらしい),Pentax SマウントレンズをPentax Kマウントボディに装着するためのアダプタ,というのがPentax的に正しい説明のようです。PentaxカメラがスクリューマウントからKマウント(KingのKらしい)に移行した際(1975年)にTakumarレンズユーザーのために用意された純正のアダプタです。M42もPKもフランジバックは同じなのですが,PKの口径はM42より一回り大きいため,カメラの中にこの変換リングを埋め込むようにして装着します。

この変換リングは1975年以来,長らく希望小売価格1000円で販売され続けてきましたが,ついに2007年に価格改定されて3675円になります。21世紀に入っても1000円で売っていたこと自体が奇跡なのですが,価格改定されるという話を聞いたときには,Takumarレンズはおろか,M42マウントのレンズを1本も持っていないくせにヨドバシカメラにすぐさま走りました。その後,少なくとも10年は出番がありませんでしたが,あるとき血迷ってTakumarレンズを調達しようとしたときに,PentaxマウントアダプターKが手元にあることがお買い物のハードルを大幅に下げるという顕著な効果を発揮してくれました。いいんだか悪いんだかまったくわかりませんが。

この変換リングは見た通り非常に華奢で,単体でレンズを支えることはできませんが,うまくカメラのマウント部分と一体化することでカメラのマウントの強度を使うという巧妙な構造になっています。結果として,いったんリングを装着するととりはずのは結構,面倒です。とりはずすときはカメラとリングの間にある小さな切れ目に先が尖ったものを差し入れて板バネを動かしてロックをはずさなくてはなりません。はずれなくなる,ということはないのですが,M42マウントレンズとPKマウントレンズをごちゃ混ぜにしてレンズ交換しながら使う,というような使い方にはむいていません。

また,Takumarレンズには必ずAuto / Manual切り替えレバーがついていて,PKマウントのカメラでTakumarレンズを使う場合は絞りをManualにして実絞りで撮影することが前提です。レンズの切り替えレバーをManual側に設定すると自動絞りのためのピンは効かなくなるので絞り環をまわすと絞りハネもいっしょに動くようになるのです。

ところが,富士フィルムのM42マウントレンズなどのように自動絞りが前提で実絞り(Manual)に設定できないレンズもあります。このようなレンズは長らくPKマウントカメラでは使えなかったのですが,オールドレンズブームとともにM42レンズのピンを押すためのピン押し台がついているマウントアダプタが登場しました。結果として,ほとんど全てのマウントアダプタがピン押し台付きになりました。ピン押し台があれば絞りは常に絞り込まれた状態になるので実質実絞りと同じように使えるというわけです。しかし,そもそも,レンズはピンをずっと押されることを想定して作られていないため,ずっとピン押し台でピンを押し続けるとレンズ内のバネがヘタってきて絞りが正しく動かなくなってしまいます。また,プリセット絞り以前のM42マウントレンズはピンが不要なのでレンズ鏡筒の後部がフィルム側に大きくはみ出しているものがあります。こういうレンズはピン押し台つきのマウントアダプタでは最後までねじ込めずに無限遠が出ない,という事態に陥ります。

というわけで,古いレンズを使うためにはピン押し台のないアダプタが欲しくなるのですが,ほぼ売っていません。FOTGAのアダプタはピン押し台がありませんがそもそものフランジバック の設定がおかしいのでなんだかうまくありません。しかも,ピン押し台がなくてかつライカMボディに装着することができるアダプタは私の知る限りありません。

そこでどうすればよいか考えた結果,PK-L/MアダプタにPentax純正のM42-PK変換リングを付ければよい,ということに気がつきました。これならPKマウントをピン押し台なしのM42マウントに変換できます。こうすれば,古い時代のCarl Zeiss Jenaのプリセット絞りのレンズでもレンズ後端がマウントアダプタのピン押し台に干渉することなくライカMマウントカメラに装着できるようになります。ただし,さらに古い時代のM42レンズはフランジバックそのものの長さが異なるので別のワナにはまります。

手元の個体はある人から使わないからということで譲っていただいたものです。古いのでサビだらけですが,使用上の問題はありません。純正アダプタのシンプルさはとても気に入っています。
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K&F Concept PK-L/M (Mount Adapter #010)

K&F Concept PK-L/M

レンズ側:Pentax Kマウント
ボディ側:Leica Mマウント
製造(販売)者:K&F Concept

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国内でもよく見かけるK&F Conceptのマウントアダプタです。Pentax KマウントレンズをLeica Mマウントカメラに装着することができます。

お値段の割には作りが悪いということもなくて普通に使え,ノーブランドではない,ということくらししか特徴がありません。結果としてお値段のことしか興味がない,ということになるわけですが,現在は日本のAmzaonで3000円ちょっと,eBayのほうが少し高くて4000円前後のようです。円安が急に進んだためかeBayで調達する方が高くなっています。私が調達したときはeBayのほうが安かったような気がしますが,eBayの購入履歴に履歴が見つからないのでeBayで調達したわけではないようです。ひょっとしたら何年か前の銀座松屋でやっていた中古カメラ市で中古を入手したのかもしれません。こういうイベントのときには他のものもあれこれ調達するので記憶が曖昧です。

とりあえずライカMマウントに変換できればたいていのミラーレス一眼カメラに取り付けられるだろ,くらいの気持ちで手元に置いているだけなのと,Pentaxのカメラが手元にあるのでPKマウントのレンズをわざわざ他のマウントのカメラにつける必然性がない,というのもあってあまり出番はありません。使ってみてどうなのか,という感想すらなくただ持ってるだけ,だったりします。
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