という話はどうでもよくて,最近,空冷用のファンがひっかかっているらしく,異音がするようになりました。PCで最初に壊れるのは冷却ファンだと相場が決まっていますが予定通り壊れてきたようです。さすがに,ファンが焼き付いてしまうと冷却に問題が生ずるので,とっとと交換することにしました。
まずは,工具を用意します。
MacBookには時計ドライバとトルクスドライバが必須です。いずれも非常に細いものが必要で,時計ドライバはNo.0,トルクスドライバはT6が必要です。あとは,緩めたネジを固定するときにゆるみ止めをつけるたほうがよいのでロックタイトの中強度タイプがあるとよいと思います。


また,あわせて,交換するべきファンも調達します。どう考えても同じものだと思うのですが,なぜか,値段はピンからキリまであります。Amazonでは左右セットで安い値段で出品されているようですから,ごちゃごちゃ言わずにAmazonで調達しました。国内からの発送の割には到着まで時間がかかりますが,郵便で送られてくるのでしょうがないのでしょう。調達に時間がかかることを考えれば,ファンの異音に気がついたらとっとと部品を調達しておいたほうがよいと思います。
道具がそろったら,いよいよファンの交換です。メモリやHDDの交換ほどは簡単ではありませんが,難易度はかなり低い作業の部類です。とは言え,以下の記述を参考にして何らかの事故を起こしても責任はとれませんので,作業するならば,自己責任でお願いします。
No.0のプラスドライバで裏板を固定しているネジをはずして,裏板をとりはずすと,基板がでてきます。

空冷ファンは見たらすぐわかるところについています。左右のファンはそれぞれ3個のトルクスねじで固定されていますので,T6のトルクスドライバを使ってねじをはずします。ファン自体は簡単にとりはずせます。コネクタは非常に小さなパーツでプラスチック部分を持って斜め上に引き上げるようにするとはずれます。

交換する新しいファンの電源コネクタを斜め上から押し付けるようにして取り付けて所定の位置にはめ込んでトルクスねじで固定すれば完成です。このとき,トルクスねじにロックタイトをつけて緩まないようにしておくのが吉です。下の写真はファンの表側(裏板側からは見えない面)です。メーカー名がでている面をキーボード側にしてはめ込みます。

あとは,裏板をとりつけてネジで固定すれば終わりです。このときもわすれずにロックタイトでゆるみ止めをしておきます。
これでよほどのことがなければちゃんと動くはずです。