横浜美術館コンサート

横浜信用金庫が主催して無料で開催する横浜美術館コンサートに行ってみました。ハンガリーのカンテムス少女合唱団の演奏をロビーで聞かせてくれる,というものです。

午前中に弦楽四重奏の公演が1回,午後に合唱団の公演が2回予定されていました。お昼を挟んで午前と午後の最初の公演を聞いてきました。少女というにはちょっと,という感じのお姉さんもいたりしますが,音楽は抜群でした。アカペラでまったくぶれない音程とハーモニーは超絶的でいろいろなコンクールで勝ち抜いてきたという実力は全くその通りだと思わせてくれるものでした。

写真をとってもよい,ということだったので後ろの方から撮ってみました。観客も多くて盛況でしたが,かぶりつきで見ている人とかいて,さぞ演奏はやりにくかっただろうなぁ,と思います。ちなみに,前の方に座っているのは午前中の公演を担当した弦楽四重奏の人たちです。
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実践 日本人の英語

先日,マーク・ピーターセンの「日本人の英語」を読みましたが,その後,続編を読んで,三番目の「実践 日本人の英語」を読み終わりました。

その間に別のシリーズものなどを読んでいたりしたため,ずいぶんと時間があいてしまいまいしたが。三番目の実践...が私としては一番読みやすかったように思います。読んでいて,日本語が非常になめらかでこなれているな,と思っていたのですが,最初の「日本人の英語」が出てから25年もたって実践...は書かれたということでした。もちろん最初の本でも十分すぎるほどに素晴らしい日本語で書かれていましたが,25年でこれほどまでに自然な表現ができるようになる,とはよほど日本語が好きで努力をされたのだろう,と本文の内容とは全く違うところに非常に感心しました。

本文の内容ももちろん,私が日ごろブロークンな英語を使いながら感じているポイントにきっちりはまってくるもので非常に納得できました。本文は章の最初にクイズのような問いかけをしてその種明かしをする,という構成で書かれていますが,私が想像するクイズの答えは狙ったように著者がダメな例として挙げるものばかりでしたので,少しへこみました。そういう意味では私は正しい(?)日本人の英語に染まっているのでしょう。それでも,ずーっと昔に一年ばかりアメリカで英語に浸った結果,感覚としてしみこんでいる部分もあってそれはそれでおもしろいと思いました。

この本を読んだからと言って英語の感覚が身につくようなものではありませんが,それでも,ちょっとした言い回しや表現に注意することでそれが身についていくように思います。

しかし「実践 日本人の英語」でいちばん共感したのは,あとがきの最後のパラグラフでした。英語か日本語かということ以前の問題として,文章がちゃんとかけないんじゃないか,ということを書かれていて,近年,私が感じていることとまったく同じ印象が述べられていました。

母国語がきちんとできない,ということはそもそも概念を適切に形成できない,ということですから,外国語を使う以前の問題なのですが,なぜか,その根本的なところが抜け落ちているように思います。実に恐ろしいことです。

いろいろな意味で,とても勉強になりました。

続・日本人の英語 (岩波新書) -
続・日本人の英語 (岩波新書) -
実践 日本人の英語 (岩波新書) -
実践 日本人の英語 (岩波新書) -
posted by MOR at 21:00Comment(0)Books

M2TECH HiFace Evo Two (2)

先日,HiFace Evo TwoをVoyage MPDにつないでDSDの再生を試してみたところ,DoPは認識するけれども,S/P difやAESには何も出力していないようでMytek Stereo 192-DSD DACから再生ができない,ということを確認しました。

そこで,これまで使っていたSOtMのDDCであるdx-USB HDをVoyage MPDにつないでS/P dif出力をHiface evo twoに入れて,AESでmytekにつなぐ,という持って回ったことをやってみました。

1) Voyage MPD --USB--> Hiface Evo Two --AES--> mytek
この接続の場合,mytekを入力信号に同期するように設定するとクロックが176kと表示されますが音は出ません。クロックが同期するということは何か出力しているのかもしれませんが,DoPデータが送られてきているわけではないようです。これは先日の結果のとおりです。

2) Voyage MPD --USB--> SOtM --AES--> mytek
このように接続してDoPを送ると,mytekは入力信号に同期させればDSDを正しく再生できます。mytekのinternal clockの176kに同期させようとするとブチブチ途切れます。

3) Voyage MPD --USB--> SOtM --S/P dif Hiface Evo Two --AES--> mytek
3-1) Hiface Evo Twoのサンプリングレートコンバータ(SRC)の設定はbypass, mytekは入力信号に同期
この場合は,1)と同じことなのでDoPを普通に再生できます。しかし,Hifaceの液晶画面を見ていると,通常は176kと表示されているのですが,ときどき一瞬だけunlockと表示されたりします。SOtMの送り側のクロックとうまく同期できない場合があるようです。

3-2) Hiface Evo Twoのサンプリングレートコンバータ(SRC)の設定はbypass, mytekはinternal clockに同期
これも1)と同じことですのでDoPを送るとmytekが同期できずにブチブチ音が途切れます。

3-3) Hiface Evo Twoのサンプリングレートコンバータ(SRC)を176kに設定, mytekは入力信号に同期
SRCを通すことでクロックを叩きなおすことができるはずなので,このような設定にしておけばSOtMのクロックの精度が悪くてもHifaceのクロックの精度が高ければmytekの間の同期は確保されるだろう,というのを目論んでつないでみました。たしかに,mytekは176kで同期しますがDoP信号とは認識しません。SOtMから送られてきた信号と同じサンプリングレートでもSRCを通す時に適当な補間が入るのか,DoPの条件を満足しなくなるようです。ビットパーフェクトでなければDoPとして認識することができませんから,補間がはいればDSDを再生できないのは当然です。

というわけで,ここまでやって,私の目論みは完璧に挫折しました。いくらHiface Evo Twoにクロックを突っ込むことができても,DoPをそのまま出力してくれないのであれば,まったくの役立たず,ということになります。USBからのDoPはI2SにDSDとしてしか出力しないという仕様は困ったものです。

ちなみに,44.1kの信号をSOtM経由でHifaceに入れてそれをSRCを通してサンプリングレートを変えたものをmytekに突っ込むと正しく動作しません。何か根本的なところで私が勘違いをしているのでなければ,SRCの動作はかなり謎です。

どうも,Hiface Evo Twoはやはり失敗した感が全開です。うーむ。