MacOS Xにアプリケーションを入れるのに,これまではMac Portsを使っていました。それはそれでよいのですが,ソースから何もかもコンパイルするので時間がかかってめんどくさいため,試しにhomebrewを使ってみることにしました。
homebrewのホームページにあるように,ターミナルで
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
をたたけばOKなはずなのですが,なぜかエラーが出てインストールが進みません。かなりハマりましたが,どうやらインストールのスクリプトはbashを前提にしているようで,デフォルトのシェルをtcshにしていたため動かなかったようです。
というわけで,ターミナルでbashとたたいてシェルを変えてから上記のコマンドをたたくとちゃんとインストールできました。インストールができたら,exitしてから.cshrcに
if($OSTYPE == "darwin") then
set path = (\
$HOME/bin \
/usr/local/sbin /usr/local/bin /usr/X11R6/bin \
/usr/bin /bin /usr/sbin /sbin \
)
endif
を追加して,source .cshrcとすればパスが通ります。
gfortranをインストールしようとして,
brew install gfortran
とやると,GCCに統合されているからそちらをインストールしてね,と言われます。そこで,
brew install gcc
とすると,gfortranが使えるようになります。
次にgnuplotをインストールすると,ターミナルがインストールされていなくて図を表示できない,というアホなことになってしまいます。同じところでハマった人は結構いるようで,調べてみるといろいろ情報がありました。たとえば,ここ。
まずは,aqua termのダウンロードページからdmgを落としてインストールしておきます。Xquartzもインストールします。
うっかり何もオプションをつけないでgnuplotをインストールしてしまった場合は,
brew uninstall gnuplot
としてアンインストールします。そのうえで,
brew install gnuplot --with-aquaterm --with-x11
とすればOKです。
写真
トップのバナー部分の写真を下のものに入れ替えてみました。さすがに,この時期まで桜の写真ってこともないだろう,ということで。
新しい写真はフィラデルフィアのAcademy of Music, Philadelphiaの大シャンデリアです。フィラデルフィア管弦楽団の前の本拠地です。フィラデルフィアに住んでいたときは本当に何回も通いました。懐かしい思い出です。

新しい写真はフィラデルフィアのAcademy of Music, Philadelphiaの大シャンデリアです。フィラデルフィア管弦楽団の前の本拠地です。フィラデルフィアに住んでいたときは本当に何回も通いました。懐かしい思い出です。

LanDisk HDL2-A
だいたい,忙しいときに限って面倒が増えるものですが,来週月曜日までに学会の発表の準備をせねばならなくて,まだ,そのための計算はおろかプログラムも書いていないという危機的状況で,HDDが壊れたので何とかしてほしい,というのが持ち込まれました。うーむ。
無下に断ることもできないので,とりあえず話を聞いて調べてみました。
IO DataのLanDisk HDL2-Aという機種で,RAID 1が使えるNASということでした。ある日,ネットワークから見えなくなって,そのうち,RAIDが壊れてしまったということのようです。おそらく,RAID情報が壊れてディスクにアクセスできなくなったものと思われます。IO Dataにしろ,玄人志向にしろ,どうせ,Linuxだろうってことで調べてみると,ここらあたりに情報があります。結構,検索でヒットするところを見るとしょっちゅう壊れる仕様なのでしょう。全然RAID 1の意味がない,という素敵仕様です。
そこで,ディスクをusbでつないで見てみました。disk 1を接続すると,とりあえず,usb mass strageとして認識されるようですが,勝手にusb disconnectedとなっていて,ディスクの回転音も安定していません。どうもハード的に壊れている可能性があります。次にdisk 2を接続してみると,今度はsddとして認識しています。gpartedで見てみると/dev/sdd6はlinux_raidというファイルシステムにデータが格納されているようです。上記のページでは,ファイルシステムはxfsということでしたが,どうも仕様が異なるようです。
試しにmountをしようとすると,
mount:unknown filesystem type "linux_raid_member"
といわれてマウントできません。そこで,filesystem type linux_raid_memberというキーワードでグーグル先生に聞いてみると,似たような話はあるようで,こことかこことかに情報がありました。どうやらsoftware raidを構築しているようです。ならば,/dev/mdだろうってことのようです。
/sbin/mdadmで読み込んで
less /proc/mdstat
でraidの状態を確認して適当なところにマウントすればよさそうです。ちょっと時間がなくてそこまでは試してませんがだいたいの方針としてはなんとかなりそうです。
ハードウェアのふりをしてソフトウェアraidだったらそりゃ簡単に壊れるなぁ,と妙に納得してしまいます。あんまりraid 1のありがたみがありません。とはいえ,自分も最近はソフトウェアRAIDに頼っているので偉そうなことも言えません。
いずれにしても,なんとかなりそうな見込みがついたので,今日のところはディスクを預かって,後日時間のあるときに対応する,ということにしました。時間のあるときなんてあるのか,という素朴な疑問もありますが,しょうがないのでなんとかすることにします。
というわけで事故の経過をわすれないようにメモ。うーむ。
無下に断ることもできないので,とりあえず話を聞いて調べてみました。
IO DataのLanDisk HDL2-Aという機種で,RAID 1が使えるNASということでした。ある日,ネットワークから見えなくなって,そのうち,RAIDが壊れてしまったということのようです。おそらく,RAID情報が壊れてディスクにアクセスできなくなったものと思われます。IO Dataにしろ,玄人志向にしろ,どうせ,Linuxだろうってことで調べてみると,ここらあたりに情報があります。結構,検索でヒットするところを見るとしょっちゅう壊れる仕様なのでしょう。全然RAID 1の意味がない,という素敵仕様です。
そこで,ディスクをusbでつないで見てみました。disk 1を接続すると,とりあえず,usb mass strageとして認識されるようですが,勝手にusb disconnectedとなっていて,ディスクの回転音も安定していません。どうもハード的に壊れている可能性があります。次にdisk 2を接続してみると,今度はsddとして認識しています。gpartedで見てみると/dev/sdd6はlinux_raidというファイルシステムにデータが格納されているようです。上記のページでは,ファイルシステムはxfsということでしたが,どうも仕様が異なるようです。
試しにmountをしようとすると,
mount:unknown filesystem type "linux_raid_member"
といわれてマウントできません。そこで,filesystem type linux_raid_memberというキーワードでグーグル先生に聞いてみると,似たような話はあるようで,こことかこことかに情報がありました。どうやらsoftware raidを構築しているようです。ならば,/dev/mdだろうってことのようです。
/sbin/mdadmで読み込んで
less /proc/mdstat
でraidの状態を確認して適当なところにマウントすればよさそうです。ちょっと時間がなくてそこまでは試してませんがだいたいの方針としてはなんとかなりそうです。
ハードウェアのふりをしてソフトウェアraidだったらそりゃ簡単に壊れるなぁ,と妙に納得してしまいます。あんまりraid 1のありがたみがありません。とはいえ,自分も最近はソフトウェアRAIDに頼っているので偉そうなことも言えません。
いずれにしても,なんとかなりそうな見込みがついたので,今日のところはディスクを預かって,後日時間のあるときに対応する,ということにしました。時間のあるときなんてあるのか,という素朴な疑問もありますが,しょうがないのでなんとかすることにします。
というわけで事故の経過をわすれないようにメモ。うーむ。